2011年6月4日土曜日

XOOM 3G UK版 のrooted

発売されたばかりということで、Motorolaから工場出荷状態に戻すリカバリーイメージがないため、かなりのリスクを伴いますがrootedしました。

注意:

  • 現時点でrootedした端末を元に戻すことは出来ません
  • bootloaderのunlockをするので、端末は初期化されます。
  • XOOM 3G UK版(MZ601)の手順ですので、それ以外のXOOMではうまくいきません。
  • この手順で何か問題が起きても責任はとれません(すべて自己責任でお願いします)。
MOTODEVでMZ601のリカバリーイメージが公開されました。

手順は基本的に以下のサイトを参考にしました。
[GUIDE] XOOM 3G Euro Root Instructions + Files.

準備:
Windows PCとUSBケーブルが必要です。
Windows PCにはAndroid SDKを展開しておきます(これについては今回は説明しません)。
XOOM用のUSBドライバも必要です(以下よりダウンロードしてセットアップします)。
Motorolaのサポートページ
USBドライバがインストールできたら、念のため一度XOOMを接続してXOOMが認識されることを確認しておきましょう。

先ほど紹介したサイト内に置かれている以下のファイルをダウンロードし、それぞれを解凍します。
boot.zip <-- boot.imgとbcm4329.koが含まれています。
root_Files.zip <-- su、Superuser.apkが含まれています。
modules_stock.zip <-- cifs.ko、nls_utf8.ko、option.ko、tun.ko、usb_wwan.koが含まれています。

これらのファイルを作業ディレクトリ(例えばC:\Tempなど)にすべてコピーしておきます。
※このディレクトリからSDKのtool(adbなど)が動作できることが条件です。

では始めましょう。

bootloaderのunlock
bootloaderのunlockをします。この処理により端末は初期状態に戻ります。

  1. XOOMの電源を切ります。
  2. ボリュームダウンボタンを押しながら電源を入れます。
    画面上に「Start fastboot protocol support.」という文字が表示されたらボリュームボタンは離して大丈夫です。
  3. USBケーブルでXOOMとPCを接続します。
  4. PC上でコマンドプロンプトを開き、先ほどファイルを展開した作業フォルダに移動します。
  5. 以下のコマンドを入力します。
    fastboot oem unlock
  6. XOOM側に色々と文字が表示されて、実行するかどうかの確認画面がでます。
    ボリュームダウンボタンを押すと「I accept」が選択されますので、ボリュームアップボタンで決定します。
  7. 実行してもよいかと聞かれますので、ボリュームダウンボタンで「Yes」を選択し、ボリュームアップボタンで決定します。
  8. これでbootloaderのunlockは完了し、自動的に再起動します。
rooted作業
ここから先の作業は場合によっては文鎮化もあり得ますので慎重に。
  1. XOOMが再起動すると、端末は初期設定画面になります。
    LanguageはEnglishのまま、初期設定をしていきます。
    ※途中WiFi設定画面がありますがスキップします。また、Googleアカウントのアクティベーションもスキップしてください。
  2. 起動が完了したら、[Setting]->[Applications]->[Development]->[USB debugging]のチェックを入れてUSBデバッグができるようにします。
  3. PC側の以下のコマンドでデバイスが接続されていることを確認します。
    adb devices
  4. 以下のコマンドでbootloaderを起動します。
    adb reboot bootloader
  5. XOOMが再起動したら、以下のコマンドを入力します。
    fastboot flash boot boot.img
  6. PC側には以下のような結果が表示されるはずです。
    fastboot flash boot boot.img
    sending 'boot' (2908 KB)...
    OKAY [ 0.619s]
    writing 'boot'...
    OKAY [ 0.909s]
    finished. total time: 1.529s
  7. XOOM側は、以下のような画面になります。

  8. 以下のコマンドを入力して再起動します。
  9. fastboot reboot
  10. 再起動したら、以下のコマンドを入力します。
    adb remount
    adb push bcm4329.ko /system/lib/modules
    adb reboot
  11. 再起動したら、以下のコマンドを入力します。
    adb remount
    adb push su /system/bin/su
    adb shell chmod 4755 /system/bin/su
    adb shell ln -s /system/bin/su /system/xbin/su
    adb push Superuser.apk /system/app/
    adb reboot
  12. 再起動が終われば、とりあえずrootedは完了です。
    念のため、再起動後に
    adb shell
    #

    となればOKです。おめでとうございました。
その他のモジュールを導入
  1. PC側から以下のコマンドを入力し、モジュールを入れていきます。
    adb remount
    adb push cifs.ko /system/lib/modules
    adb push nls_utf8.ko /system/lib/modules
    adb push option.ko /system/lib/modules
    adb push tun.ko /system/lib/modules
    adb push usb_wwan.ko /system/lib/modules
    adb reboot
あとはフォントを入れ替えたり、TitaniumBackupを入れるなり、カメラのシャッター音を消したりと、必要な作業をどうぞ。

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