2012年3月22日木曜日

スマホ版iコンシェル始まる

ドコモのiコンシェルサービスが3月22日にスマートフォンにも対応できるようになりました。
早速申込をしてみたので、取り急ぎレポートします。

概要

スマートフォン版のiコンシェルは、従来のフィーチャーフォン向けサービスを大きく変更はなく、機能としては以下の2つです。

  • インフォメーション配信機能
  • コンテンツ自動更新機能


インフォメーション配信機能

ドコモや公式CP(コンテンツプロバイダ)が配信する各種情報を受け取る機能です。マチキャラを設定している人は、待ち受け画面上でインフォメーション受信を通知してくれます。
配信される情報には、地震や天候、電車遅延情報、道路混雑情報、終電アラーム、イベント情報など、従来のフィーチャーフォンで提供されていたものと同じです(CPの配信情報につては、CPのスマートフォン対応状況に依存します)。
配信には「オートGPS配信」も利用されます。オートGPS配信とは、あらかじめ設定された場所に来たときに自動的に配信される機能です。この機能を使うことによって、たとえばリアル店舗の近くにお客さんが来たときに、自動的にクーポン情報をインフォメーションで配信することなどが可能となります。
オートGPS配信を利用するためには、あらかじめ端末側でオートGPS機能を有効にしておく必要があります(デフォルトではオートGPSは無効になっています)。

コンテンツ自動更新機能

ここでいうコンテンツとは、「トルカ」と「iスケジュール」の2つがあります。
実はどちらもiコンシェルサービス開始前からスマートフォンでは使えた機能ですが、iコンシェルの自動更新機能によって、コンテンツを遠隔から自動的に更新することができるようになりました。
たとえば、クーポン情報が記載されたトルカをあるタイミングで自動更新したり、サッカーチームやタレントのイベント情報などをiスケジュールとして自動的に更新することができるわけです。

申込

これらiコンシェルサービスを利用したいというユーザは、別途iコンシェル契約が必要となります。フィーチャーフォンでは、月額210円(税込)でしたが、スマートフォンでは月額105円(税込)で利用することができます(2012年4月30日までに契約した方は、最大60日間は無料です)。
契約に関して重要なことは以下のとおりです。

  • iコンシェル対応スマートフォンであること(2011-12冬春モデル、一部の機種を除く)
  • spモード契約必須(iモードとの重畳契約では利用できません)
  • メモリに空きがあること(iコンシェル絡みで必要なアプリには、iコンシェルアプリ、スケジュール&メモ、マチキャラ、ドコモバックアップ、トルカ、オートGPSがあります)


実際の申込は、ドコモショップ以外に端末やPCからも可能です。僕は法人契約の端末でしたが、PC(My docomo)から申込が可能でした。
注意が必要なのは、前述したようにiモードと重畳していないspモード契約が必要であること。iモードと重畳契約している人は、spモードに契約しなおしが必要です。
また、iコンシェルサービスを契約すると、自動的に「電話帳お預かりサービス」にも加入させられます(スマートフォンでの利用料は無料です)。
※「電話帳お預かりサービス」は、通常一日1回端末の電話帳やトルカ、iスケジュールなどのコンテンツをドコモのサーバと同期してくれるサービスで、iコンシェルサービス開始日である本日(3月22日)から始まりました。

契約が完了すると、自動的にiコンシェルアプリのダウンロードが始まります。
このアプリがiコンシェルサービスの中心となります。この時点でメモリに空き容量がないと以下のメッセージがでちゃいます。
その場合は仕方ないので、容量の大きなアプリケーションをいくつか削除する必要があります。先ほどインストールされているiコンシェル関連のアプリサイズを計算してみたところ、ざっと30MBくらいありました(データも含む)。

iコンシェルアプリはこんな感じです。
初期起動時は、オートGPSが未設定になっているので、まずはオートGPS設定から始めるとよいと思います。
「トルカ」や「スケジュール」はこのアプリからも起動できますが、それぞれトルカアプリやスケジュール&メモアプリを開いても同じです。
iコンシェルを使っていると、徐々にウザくなっていく(笑)インフォメーションについてはこのアプリの「設定」から配信情報を変更することができます。
iコンシェルアプリがインストールできたら、同じく「設定」から「プロフィール」についても設定をしておきましょう。設定項目はニックネーム、生年月日、性別、居住地です。これらの情報の登録は任意ですが、設定しておくとインフォメーション配信時にフィルタとして利用されるので、関係の無い情報を受けとりたくない場合は設定しておくと良いかと思います。

取り急ぎ、ユーザ側からみたスマートフォン版iコンシェルはこんな感じです。
iコンシェルサービスを使って、情報を配信したい側の説明についてはそのうち(ご要望があれば)ご紹介したいと思います。